ZOOM H2をレビュー(3) USBオーディオデバイス機能、録音定位 【やってみた】


前回は、録音モードfrontとrearでテスト録音をしてみました。今回は、WindowsにUSBでつないで録音デバイスとして使ってみようかと思います。

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USB接続

まずは、このように付属のUSBケーブルで接続します。USBのポートは、ZOOM H2の右側面にあります。

usb_connect.jpg

USBで接続する時、電源がOFFのままでも自動的にH2が立ち上がり、次のように「STORAGE」(SDカードリーダー)としてか「AUDIO I/F」(オーディオデバイス)として利用するかを選択する画面が表示されます。

usb_select.jpg

AUDIO I/Fを選択し、次は「FREQUENCY」(サンプリング周波数)の設定と「CONNECT」を実際開始する画面が表示されます。CONNECTを選ぶと「USB AUDIO I/F」という画面になり、レベルメーターが動作するようになります。

audio_level.jpg
 

録音デバイス

このあと、SoundEngineなどを立ち上げて録音デバイスの設定を選ぶと「H2 Audio」が表示され利用することができるようになり

record_device.gif

スペクトラムアナライザーやレベルメーターも動きます。

speana_level.gif

USBオーディオデバイスとして使用している時、録音モードはFRONT、SURROUND 2CH、REARの3種類が使えるようです。今回は、ためしにREAR 120°で着メロを実際に録音してみました。ほとんどそのままの音質です(ノーマライズのみ)。携帯ならではのチープさがわりと素直に録音されていますが、ウィンドスクリーンをしなかったために低域に風の音も入っています(換気扇の空気)。

melody (331 KB)

FRONTとREARでの定位

初期状態の設定(ファームver.1.10では、PLAYER POSITION)で、録音モードをFRONTとREARの2つに対し場所を移動せずに録音してみました。撮った音は洗濯機の音です。配置的には、洗濯機に対しZOOM H2の右側面を向けて録音しています。撮った2つの音を前後にくっつけて波形を並べると(最初の9秒がFRONTで残りがREAR)。

front_rear.gif

この録り方ではFRONTモードではRチャンネルが大きくなりREARモードではLチャンネルが大きくなります。これは、マイク側から手前を録音するという基準で定位が振られているためです。両方がRチャンネルに録音するためには、Surround 4chモードを使います(また、向こう側を録音するという基準にするには、ファームver.1.10でLISTENER POSITIONを使います。)

もし、録音モードを間違えて録音してしまいLRを反転したい場合はどうしようかと思ったので、SoundEngineにチャンネルを取り替える機能を付けてみました。

やり方としては、ver.3.03 alpha 2以降のSoundEngineの「スクリプト」タブで

とエディットボックスに入力して「実行」ボタンを押す。すると、このような波形が

channel_exchanger_before.gif

このように反転される。

channel_exchanger_after.gif

お好みに応じてライブラリー名を入力し「保存」ボタンを押して保存でもしてもらえればと思います。

save_library.gif

次は、付属のSDカードの速度とZOOM H2をストレージ(SDカードリーダー)として使った時の速度でも見てみようかと思います。

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ZOOM H2をレビュー(3) USBオーディオデバイス機能、録音定位 への2件のコメント

  1. ピンバック: ZOOM H2をレビュー(2) 録音モード・録音テスト | 豆知識

  2. ピンバック: ZOOM H2をレビュー(4) 付属SDカード及びUSBストレージとしての速度 | 豆知識