APEファイルとは

APEファイルについて

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APEファイルは音声ファイルの一種で、主にMonkey’s Audioというアプリケーションで使われています。

APEファイル形式の主な特徴は

非圧縮の音声ファイルに比べ、ファイルサイズを小さくできる。
元の音声データを完全に復元することができる。（可逆圧縮、ロスレスとも言われます）

です。この２つ以外にも

他の可逆圧縮タイプに比べ、よりファイルサイズを小さくできる（圧縮率が高い）
対応アプリケーションを作りやすい

という特徴があります。

MP3との違い

MP3ファイルは変換前の音声データを完全に再現できません。（非可逆圧縮）
例えば音楽CDの音声データをMP3に変換したものを慎重に聴き比べてみると、２つの音声データの違いが分かることも有ります。

このようにMP3は非可逆圧縮ですが、非圧縮のファイルに比べファイルサイズを1/10近くまで小さくする事ができます。記憶容量が制限されるポータブル音楽プレーヤー、ポッドキャストやネットラジオなどでは非可逆圧縮のファイル形式が使われます。

一方、APEファイルの圧縮率はせいぜい1/2程度と良くはありませんが、変換前の音声データを完全に再現できます。音楽CDの音声データのクオリティを損なわずに保存・配布する場合にはAPEファイルが用いられる機会が多いようです。

他の可逆圧縮(ロスレス)フォーマット

APE以外の可逆圧縮フォーマットとして、以下のものが挙げられます。

Free Lossless Audio Codec (FLAC)
The True Audio (TTA)
Apple Lossless
WMA Lossless

APEファイルはこれらに比べ圧縮率が優れていると言われています。

APEファイル対応アプリケーション

再生と変換

Monkey’s Audio (Windows)
X Lossless Decoder (Mac OS X, エンコード不可)

再生のみ

Winamp (Windows, 要Monkey’s Audio)
Media Jukebox (Windows)
foobar2000 (Windows)
Media Player Classic (Windows)

また、Monkey’s Audioを導入することで、SoundEngineでもAPEファイルを扱うことができます。