イコライザーについて 【用語解説】


イコライザーとは

イコライザーとは一般に特定の周波数領域の音量をコントロールするものを言います(音声と周波数については音の周波数スペクトルのページをご覧ください)。主に聴覚的に好みにあった音を作るために使用されます。例えば、コンポやスピーカーで見かける「バス」や「トレブル」と言ったツマミ類もイコライザーと言えます。

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ハードウェア

特に、電気的な波に変換された音声やギターなどの弦の振動に対し、その周波数特性をコントロールする装置をイコライザーと言います。イコライザーには特定の周波数領域のみコントロールできるものや周波数領域を変えられるもの、帯域幅を変えられるものなど様々なタイプがあります。市販されているイコライザーの例としては、コンパクトエフェクタタイプのBOSS Equalizer EG-7が挙げられます。また、BEHRINGER DEQ2496のようにデジタルタイプのイコライザーも存在します。

ソフトウェア

パソコン等に取り込まれたデジタル音声データに対しても、上記のような装置を使わずにソフトウェア的に周波数領域の音量をコントロールすることができます。このようなソフトウェアもイコライザーと言われます。イコライザーを実現するソフトウェアは多数あります。例えばiTunesやWindows Media Playerのようにプレーヤーに付属しているものや、VSTプラグインなどで供給されているものもあります。SoundEngineもイコライザ機能を備えており、多種多様な音作りが可能です。

イコライザーの用途

本来は、異なる周波数特性を持つスピーカーや音響機器でも同じように音が聴こえるようにするために開発されたと言われています。しかし他にも、例えばベースを強調したい場合やハットなどを強調したい場合、またボーカルやピアノを目立たせたいような場合などにもイコライザーは有用です。

イコライザーを上手く使うことで音を好みの聴きやすさに変えたり、音が人に与える印象を変えることができます。

SoundEngineのグラフィックイコライザー

今回と次回でグラフィックイコライザーの使い方を解説していきます。グラフィックイコライザーは様々な周波数領域の音量をコントロールできるタイプのイコライザーです。グラフィックイコライザーは幅広い用途に使うことができます。

グラフィックイコライザーを表示する

グラフィックイコライザーを表示するには、「音質」メニューの「イコライザー」より「グラフィックイコライザー」を選択します。もしくはキーボードの「G」を押すことでも開くことができます。

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グラフィックイコライザーを選択すると下のようなウインドウが開きます。

se_eq.png

エフェクトウインドウの詳細についてはオンラインヘルプのエフェクトを参照してください。各つまみはそれぞれの周波数付近でのボリュームに相当し、ボックス内の数値が正の数ならば音量が大きくなり、負の数ならば音量が小さくなります。なお、「ボリューム」と書かれたつまみでは周波数全体の音量をコントロールします。

まとめ

今回はイコライザーの説明を行いました。また、SoundEngineのグラフィックイコライザーを簡単に説明しました。イコライザーを使うと特定の周波数領域の音量をコントロールすることができます。次回は実際にグラフィックイコライザーを使いながらイコライザーの効果を確認していきます。

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