ビットコインの価値について考えてみる(2) ~ ビットコインの価値はマイニングにあり!? 【雑感】


前回の「ビットコインはゴミデータでない!?」の続きです。

ビットコインの価値について考えた時に、既存通貨との為替レートというか相場が一つの目安になりますが、それでもそんなゴミデータいらないだろ?とか、各国政府が既存通貨との取引を禁止したりすると価値なくなってしまうのではないか?と思うのではないでしょうか。

ただ私が思うに、それでも価値があると思うのです。

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よく金(ゴールド)と比較されるけど、金って

ビットコインと金は似ているけど、ビットコインには根本的な価値がないと考える人も多いかと思います。

ところで、金の根本的価値ってなんでしょう。加工して部品として使えるというのがありますが、(電気を通しやすいなどの性質によるものでしょうけど)おそらく代替品でも似たようなことはできるのではないかと思います。(Wikipediaの金の工業用品としての利用に色々書いているようです

他には装飾品としての価値でしょうか。希少性と独特の強い輝きから使われるのでしょうけど、実際のところそれは何のためか?と考えると、目立つため・人々に関心をもってもらうため・認められるためってのが目的のような気がします。

ビットコインマイニングは、承認欲求!?

ビットコインにはマイニングというのがあります。まるで鉱山を掘ってビットコインの新しい原石を見つけるかのようですが、実際はビットコイン取引の承認作業を行ってそのお駄賃(演算・ネットワーク・電気代など)をもらう程度のもののようです。

この行為に電力を消費するだけの無駄な行為だとか言ってしまう人もいるようですが、いやいやちょっと待って下さい。よく考えると、自分の一生懸命書いた文章を公開してアクセス数やはてぶ数が増えたのを喜んだり、一生懸命作ったソフトや素材をフリーで公開してダウンロード数が増えたのを喜んだり、一生懸命ツイートやFacebook書き込みしてリツイートされたりいいね!されたりを喜んだり、動画を作って視聴数が増えたのを喜んだりと同じようなものじゃないでしょうか。(どれも面倒臭い・電気代がかかることですが、たくさんの人が無料または少ない報酬で活動していたりします)

ネット世界のこれらの活動は何と表現したらいいかわかりませんが、ここ何年もの間当たり前のものになってますし、そもそもネットを支えている力はここが根源ではないでしょうか?どんな素晴らしい検索エンジンを作ったところで、文章が無料で公開されていなくては、検索エンジンも価値はありませんから。

ですから、ビットコインの価値の根源もここらへんにあるのではないでしょうか。(そういや、マズローの欲求5段階説にも承認欲求というのがありましたが、まさにビットコインのマイニング(承認作業)で承認欲求を満たしているのではないでしょうか。)

また、昨今は、クラウドだスマホだタブレットだなんだと自作派や元来のPC好きは少し空虚な気分で過ごしていたところもあるでしょうから、久々に自作魂にもそしてPCの石(CPUやGPUなど)をフルで動かせる喜びにも満ちているかもしれません。

やっぱり、ネット世界のビットコインは、アナログ世界の金と似ている!?

さて、ネットの世界で人に関心を持ってもらったり認められたり、それってなんかアナログの世界の金と似てません?(逆に金をネットの世界で(例えば、画像・映像などで)見てもさっぱり関心を持たれたり目立ったりする要素はないでしょう、、)

まだビットコインは出始めてですから、みんなが認める価値にはなってないかもしれませんが、いずれはアクセス数だったりいいね!数だったりリツイート数だったりダウンロード数だったりそのような承認欲求を満たすものに育つ可能性はあるでしょう。しかも、これらのものとは違い貨幣的です。つまり相手を評価すると自分の評価が下がるというシステムを実現しています。ソーシャルブックマークのように無限に総量が増えていくことはありません。

ビットコインはネット世界のオープンで横断的な評価基準となる可能性はあるでしょう。もしかすると価格がついていたり不換紙幣と交換が可能である必要性はなかったり?なんて思ったりもします。

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