SoundEngine Free ver.5.02 nightly build 1を公開!ヴィジュアル(スペクトラムアナライザー、スペクトログラム、ケプストラムアナライザー)の修正・精度向上 【プレスリリース】


ver.5.01でスペクトラムアナライザーが少しおかしいという報告を受けて色々と調べていましたところ、やっとこさ問題を見つけることができました。精度向上のために行った改良の副作用で別の問題が発生していたようでしたので。今回はそこらあたりを中心に修正してます。

精度向上のために行った改良なのに精度が落ちるということだったので、なんとも言えないちょと空虚な気分ですが、、、今回の修正で皆さんにも精度向上を実感できるように修正されたのではないかと思います。報告してくれたユーザーさん、ありがとう!

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まず、スペクトラムアナライザーについて

周波数特性をグラフ表示するスペクトラムアナライザーですが、改良前改良後の画像で修正内容を紹介します。

ver.5.01では、サイン波やLPFをかけた音のスペクトラムアナライザーにノイズが混ざったような形になっていました。

ver.5.02のスペクトラムアナライザーでは、サイン波はその周波数を、LPFをかけた音ではフィルターのカットラインがわかる形になりました。

ver.4.61とver.5.02でのサイン波のスペクトラムアナライザーを比べると、精度が上がっていることがわかると思います。無駄な周波数が表示されなくなり、いっそうギュギュっとスマートな形になったというか、、、

次に、スペクトログラムについて

周波数特性の変化を色で表示するスペクトログラムですが、改良前改良後の画像で修正内容を紹介します。

ver.4.61とver.5.02とでスイープ音(20Hzから20kHzまでサイン波を動かした音)をスペクトログラムで表示したものは、精度が上がりver.5.02の方が綺麗なラインになっていることがわかります。

ver.4.61

ver.5.02

また、この図ではわかりにくいと思いますが、ver.5.02ではより音の動きがわかるよう横方向の動きも速くなっています。

実際、ver.4.61のスペクトログラムは8秒のスイープ音を使いましたが、ver.5.02のスペクトログラムでは4秒の音を使ってます。どうでしょう、より細かい音の動きを観測しやすくなったのではないでしょうか。

おまけに、ケプストラムアナライザーについて

ピッチ抽出などによく使われるケプストラムアナライザーですが、こちらも精度が上がっています。

下の画像は、マイクで声を録音しながらケプストラムアナライザーを表示したものですが、どこにピッチがあるのか大体わかるかと思います。この画像では、180Hzあたりでしょうか。

すでに収録している音を再生しながらケプストラムアナライザーを見てみたり、マイクで自分の声を録音しながらケプストラムアナライザーを見てみたりすると面白いかもしれません。

まぁ、複雑な波形(楽曲のように色んな音が入っているもの)を入れてしまうとわけがわからなくなる可能性も大有りですが、、、

その他の修正

他にもフォーマットダイアログのサイズが少し小さいという問題がありましたので、それも修正しました。

ver.5.10系に行く予定が、思わぬ問題を発見しましたので修正しましたが、これも近くリリース版を作りたいと思います。

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