今回もSoundEngine Free ver.5.00、ver.5.01での問題への対応という形になります。ver.5.01から大きな動作変更等はないのですが、細かいところでの不具合での対処をしていますので、ver.5.00やver.5.01を使っている方は、操作性・機能性などは何も変わらないと思いますのでためらうことなくアップデートすることをオススメします。
まずは、ヴィジュアルの修正について
では、ノイズが乗ってしまう問題の修正と精度の改善をしています。特に、スペクトラムアナライザーとケプストラムアナライザーでより違いが顕著かもしれません。
、ver.5.01で1kHzのサイン波は下のように1kHz以外にノイズが乗りギザギザした形になってましたが、
下のようにすっきりとした形となり、関係のない周波数帯域のノイズが出ないようになりました。
、従来より精度が上がり同じ1kHzでもより正確に周波数が表示されるようになりました。左がver.4.61で右がver.5.02になります。 、ケプストラムアナライザーやスペクトログラムの問題修正・精度改善について、詳しくは「
次に、録音ファイル名に関する修正について
録音ファイル名を自由に変更できます。しかし、録音ファイル名を変更し再度録音しようと録音タブを開こうとしても開けないという問題がありました(録音済みのファイル名とかぶってしまうため)。今回は、そのような場合でも再度録音タブを開けるように修正しています。
SoundEngine Free ver.5.02 rc 1を公開!録音ファイル名に関する修正 【プレスリリース】 | ペンギンプレス」をご覧下さい。
、「最後に、wav以外のファイルへの対応について
機能を廃止したことでwav以外のファイルを開くことができなくなっていました。何か別な方法で開くことはできないか色々考えていましたところ、「シームレスに開くことができればひとまずはいいのではないか」という結論に至りました。
、「wav以外のファイルをコマンドラインアプリケーションでwavファイルにデコードし、そのwavファイルをSoundEngineで開く」という一連の流れを、バッチファイルを使ってシームレスに行えば、使い勝手は悪くないし、セキュリティ上の問題もないし(バッチファイルをユーザーが能動的に直接動作させますし)、ましてWindowsの機能を使っているだけ(SoundEngineの機能とは全く関係ない)ということで誰でも独自にカスタマイズはできるのではないかと思います。
01. wav以外のファイルをSoundEngineでシームレスに開く方法 (1:06) | SoundEngine #4 番外編
また、soundengine.jpの豆知識の方でも作成手順やサンプルを紹介しています。参考にどうぞ。
、これでver.5.00の修正版は最後です。今度こそver.5.10に進みますので。(例え問題があったとしても、、、
ですが、何か面白いエフェクターと使えるかもしれないヴィジュアルとエフェクターのダイアログに関する修正でしょうか。何かすごく時間がかかってしまいましたが、やっと新しい機能への土台ができたかなと思ってます。では、何か日本経済にも明るい灯火がつきそうな今日この頃(円安と日経平均株価を見てるだけですが、、、)、今後もサウンドペンギン共々SoundEngineをよろしくお願いします。おそらく年内最後のリリースになるかもしれませんので、少し早いかもしれませんがよいお年を。