エコーの長さや質感を調整します。各トラックのエコー量を調整するには、トラック設定エリアを参照して下さい。なお、エコーの設定はプロジェクトファイルに保存されます。
なお、エコーについて知りたい方は、「ディレイ(エコー)とは、種類・使い方についてやさしく解説」をご覧下さい。
画面
表示メニューの「エコー」やツールバーの「エコー」から表示することができます。
エコーエリア
共通設定部分です。エフェクターの種類やセッティングの呼び出し、保存、削除を行います。
- エフェクター
- エコーとして利用できるエフェクターを選択できます。現在ディレイのみです。
- ライブラリー
- コンボボックス右のドロップダウンメニューからエフェクターのパラメーターセッティングを呼び出すことができます。
- 保存
- 保存する時はコンボボックスにライブラリー名を入れて保存ボタンを押して下さい。
- 削除
- 削除する場合は削除したいライブラリーを呼び出してから削除ボタンを押して下さい。
「エコーライブラリー名が空です。」というエラーが出る場合は、コンボボックスに保存するライブラリー名を入力してから保存ボタンを押すか、削除するライブラリーを選択してから削除ボタンを押して下さい。
ディレイエリア
エフェクターでディレイ(カラオケでもおなじみのやまびこのような効果)を選択した場合に表示されます。
- ディレイ
- ディレイの間隔をミリ秒で指定できます。短くするほど小さい空間でこだましているような感じになり、長くするほど大きい空間でこだましている感じになります。
- フィードバック
- ディレイが反射する量を設定できます。小さくほどすぐにディレイがなくなり、大きくするほどディレイが響きます。100%にすると場合によっては、無限にやまびこが反射するために減衰しなくなってしまうこともあるので注意して下さい。
- クロスフィードバック
- フィードバックの内ステレオの逆側にフィードバックさせる量を指定します。0%だとそのままフィードバックされ、100%だと完全逆チャンネルにフィードバックされます。パンディレイやピンポンステレオ、ピンポンディレイを再現します。
- ステレオオフセット
- ディレイに左右のずれを作ります。0ミリ秒より大きい時は右(R)チャンネルが遅れ0ミリ秒より小さい時は左(L)チャンネルが遅れます。モノラル音声にディレイをかける時にステレオ効果を出したい時などに使用して下さい。
- 高域ダンプ
- 高域の減衰量を指定します。0%で減衰なし、100%で最も減衰するようになります。
- 低域ダンプ
- 低域の減衰量を指定します。0%で減衰なし、100%で最も減衰するようになります。
- サラウンド
- ディレイのステレオ感を設定します。-100%でモノラルになり100%で逆位相になります。モノラルのディレイに対しては特に効果がありません。ステレオオフセットなどでずらした場合やステレオ音にディレイをかけた時のみ効果があります。
- 音量
- エコーを掛けた出力音の最終的な音量を調節します。
ライブラリー
- アナログディレイ
- 楽器などに効果的なシンプルディレイ
- アンビエンス1
- ディレイ感よりも臨場感(反響感)を上げる効果
- アンビエンス2
- ディレイ感よりも臨場感(反響感)を上げる効果
- カラオケ
- カラオケ屋で歌った時にかかる感じのディレイ
- ショートディレイ
- 狭い部屋で響く感じのディレイ
- ステレオディレイ1(BPM120)
- テンポ120BPMに対して効果的なディレイ(他のBPMの場合調整して下さい)
- ステレオディレイ1(BPM120)
- テンポ120BPMに対して効果的なディレイ(他のBPMの場合調整して下さい)
- ダブリング
- 音声を二重にすることで厚みを付加
- ロングディレイ
- 広い部屋で響く感じのディレイ
- 標準
- 初期設定
- 高域ディレイ
- 高域が響く感じのちょっと変わったディレイ