リバーブカットでは、リバーブ(残響音)をカットしたり小さな音をカットしたりします。マイクによる野外録音やホール録音・会議録音など、余計な反響音のせいで音声が曇ってしまう場合に、それをクリアにするために使えるのではないかと思います。
ヘルプカフェでの動画解説版は、「23. 音声に入ってしまった残響音を取り除きたい!~リバーブカット (1:13) | SoundEngine #3 エフェクト」です。
画面
その他メニューのリバーブカットを選択すると画面が表示されます。ライブラリーなどのエフェクター共通項目については、エフェクター画面を参照して下さい。
23. 音声に入ってしまった残響音を取り除きたい!~リバーブカット (1:13) | SoundEngine #3 エフェクト
- HPF
- これより上の周波数を無条件で通します。一般的なリバーブで高域は減衰しているため、これをうまく設定することで品質をよくすることができます。
- スレッショルド
- これより音量レベルの低い帯域をカットします。一般的なリバーブでメインの音に比べ残響音は小さいため、これをうまく設定することで残響音をカットすることができます。小さなノイズをカットする場合にも使えるかもしれません。
- 幅
- センターから設定した幅より外側の音に対してカットを行ないます。0%にすると全定位に対してリバーブカットを行ないます。
- カット
- カットする場合に、その度合いを設定します。小さくするほどよりカットしますが0dBに近づける程より自然になります。
- ディレイ(エコー)
- フィードバックさせてカットする度合いを設定します。一般的なリバーブではメインの音に対して残響音が遅れるため、これをうまく設定することで残響音をカットすることができます。
- 滑らかさ
- フィードバックさせてカットする場合にその滑らかさを設定します。残響音によっては周波数的に拡散する場合がありますので、そのような時に効果的です。
- 効果/原音
- Wet/Dry(ウェット/ドライ)といわれるものです。リバーブカットの効果を設定します。小さくするほど自然になり大きくするほどカットされます。このパラメーターは100%にした時に音声が不自然になった場合、それを防ぐために少し原音を混ぜることでそれを回避するためものです。
- 音量
- 音声の増幅量です。エフェクトをかけたときにレベルオーバーしてしまう場合にこれを少し小さくして下さい。