FFT(高速フーリエ変換)時の位相を表示します。
画面を開くと、同心円状のグラフが表示されます。
正方形で表示するのが最も見やすいので、もし長方形で表示されている場合には、ヴィジュアル画面上で右クリックをして1:1を選択しましょう。
これで正方形のグラフになります。
中心部が低音、外側が高音です。また、緑は左チャンネル、赤は右チャンネルの音を表し、その色の濃さは音のレベルを表しています。
いくつかのサイン波を見てみましょう。
まず周波数が1Hz、つまり1秒間に1回の波を示すサイン波です。これは低すぎて人間には聴こえません。大体右に一直線になります。(高音域=グラフの外側にはバラつきがあります。)
次に周波数が440Hzです。ギターのチューニングなどに使う音程です。今度は下の方に伸びています。
最後に1kHzです。実際に聴くとかなり高い音で、少し不快になりがちな音域です。実際に再生しながら表示すると、この曲線が上下左右に動いたりします。
このFFT位相チェッカーはある意味実験的なものであり、音質を調整するために直接的に使うというものではありませんが、自分の音源などをこれで見てみると、意外な発見があるかもしれません。