「WIN SCORE SHARE【Windows エクスペリエンス インデックスの表示・共有・比較・再計測】」でグラフ化されているWindows エクスペリエンス インデックスのメモリ(RAM)についての解説です。
一時的にデータを記憶しておく部分、それがメモリ
パソコンにはデータを一時的に保存しておく、メモリ(RAM)と呼ばれる部分があります。
データを保存というと、HDDやSSDといった保存装置と何が違うのか、と思う人がいるかもしれません。
メモリというのは、パソコンを起動しているときだけデータを保存しておき、パソコンを終了するとメモリに保存されているデータは消えてしまいます。
なんのためにそんなパーツが必要なのかというと、HDDやSSDというのはメモリ(RAM)と比較すると、とても遅いのです。
毎回、低速な保存装置からデータを呼び出していては、高速なプロセッサ(CPU)の性能を活かせませんので、作業中のデータをメモリ上に保存しておいてCPUが作業しやすくするわけです。
パソコン本体のHDDランプが点滅している時、処理が重たいと思ってことありませんか?それはHDDにあるデータにアクセスしているからです。
高速なメモリでスコアを上げよう
Windows エクスペリエンス インデックスでメモリ(RAM)の数字を上げるには、より高速で大容量のメモリと交換する必要があります。
メモリの性能を決めるのは大きく分けて「速度」と「容量」です。このあたりはHDDやSSDの場合と変わりません。
ただし、メモリはHDDやSSDと比べると速度は高速ですが、容量はとても小さくHDDやSSDの1/1000、1/100程度の大きさしかありません。
規格や大きさに注意して購入しよう!
少し前までメモリはずいぶん安くなっていたのですが、円安の影響でやや高くなっています。
メモリにも様々な規格がありますが、現在主流なのが、「DDR3 SDRAM」というものです。それよりも低速な「DDR2 SDRAM」もまだ見かけますが、「DDR SDRAM」はあまり見かけなくなりました。
メモリを交換する場合、どの規格を使えるかは、パソコンの基盤(マザーボード)によって違いますので注意してください。
容量は4GBや8GBといったものが主流です。特に大きなデータを扱う場合は、メモリの容量が大きいと快適です。4GB以上のメモリを扱うには、Windowsが64bitである必要があります。