前回はマスタリングの説明を簡単にしました。今回はこれらの一連のマスタリング作業をSoundEngineで行うスクリプトを紹介します。
このスクリプトでは、最初に両端の無音を除去し、次に16kHz以上の高域を少しブースト・サラウンドをかけて空気感を付加し、DCオフセット処理をし、-13dB(J-POP)でオートマキシマイズをかけ、最後に両端に無音を0.5秒追加します。
スクリプト
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 |
[FileOpen] [Silence Cut] Param0=-60 Param1=15 Param2=-60 Param3=400 Selection=0,-0,-1 [Paragraphic EQ] Param0=687.5 Param1=0 Param2=16410 Param3=1.5 Param4=0 Selection=0,-0,-1 [Expand] Param0=10 Param1=0 Param2=0 Param3=0 Selection=0,-0,-1 [DC Offset] Selection=0,-0,-1 [Auto Maximize] Param0=-13 Selection=0,-0,-1 [Side Insert Silence] Param0=0.5 Param1=0.5 Selection=0,-0,-1 |
貼り付け
このスクリプトを、選択し右クリックメニューからコピーをし、スクリプトタブのスクリプトエディットに貼り付けて下さい。
ブラウザでのコピー
スクリプトエディットに貼り付け
実行
スクリプトを実行するには、スクリプトエディットの右にある「実行」ボタンを押します。
既にファイルを開いている場合はそのファイルに対して処理を行います。開いていない場合はファイルオープンダイアログが出るので、処理したいファイルを選択してOKボタンを押して下さい。
自動的に処理は進みます。すべての処理が終了すると処理が停止します。途中で処理を止めたい場合は、キャンセルボタンを押します。
ライブラリー保存
この処理をまた使いたいときのためにライブラリーに追加することが可能です。下のように、ライブラリーのエディットにこのライブラリー名を入力し「保存」ボタンを押せば完成です。
再度使いたい時は、ライブラリーのコンボボックスの右の矢印を押してメニューを表示させその中にあるこのライブラリーを選びスクリプトを呼び出し、「実行」ボタンを押して実行します。
ピンバック: 楽曲・ラジオ作成の最終調整(マスタリング) | 豆知識