前回は初級編を紹介しました。今回は中級編です。
改造の元になるもの
改造というぐらいですから、元になる効果音があるかと思います。考えられるものとしては、
- 初級編で作成した適当な音
- be2ファイル(Beam2002プロジェクトファイル)
あたりでしょうか。be2ファイルについては、この中級編の最後で解説します。
ランダムに改造
初級編で、「L」キーを押してランダムに変更する方法を解説しましたが、改造に使えるランダマイズもあります。それは、各部分部分のみをランダマイズする、適当な値にするというものです。
Beam2002の画面を見てもわかるとおり、パラメータ(スライダーやチェックボックス)がある一塊として表示されているのに気づくでしょう。例えば、GeneratorとかMixとかOptionというものです。これらはそれぞれ次のような音声加工をします。
- Generator … 波形の発生元、もっとも基本になるもの。
- Mix … Generatorの波形の混ぜ方、Generatorの音を大きく変化
- Edit … クセづけ
- Option … 色づけ
- Filter … 周波数特性を調整
- Amp … 音量変化をつける
- Dist … 歪をつける
といった感じでしょうか。さて、まだここではパラメータについて細かく覚える必要はありません。ランダマイズの方法としては、「G」でGeneratorのみをランダマイズ、「M」でMixのみをランダマイズ、「E」でEditをランダマイズ、「O」でOptionのみをランダマイズ、「F」でフィルターのみをランダマイズ、「A」でAmpのみをランダマイズ、「D」でDistだけをランダマイズ、といった感じで覚えやすい感じではあるかと思います。
例えば、ある効果音の周波数特性のみを適当に改造したい場合「F」を何度も押して、気に入ったものになればそこで改造完了という風にすればよいわけです。
Beam2002プロジェクトファイル保存
さて初級編では、できた音をオーディオファイルとして保存する方法を説明しました。前回のオーディオファイルとして保存する方法は、他のソフトなどで使える形式です。しかし、二度とBeam2002でその効果音情報(スライダーやグラフの位置など)を復元できません。今回は、効果音情報をそのまま保存する方法について説明します。
上の写真のように、メニューの「ファイル→名前を付けて保存」から作成できます。作成されるファイルは、be2という拡張子のファイルで、このbe2ファイルがあると今の状態をそのままファイルに保存できます。例えば、編集の続きを後でまたやりたい時、ネットワークを通して効果音を送りたいときなどに非常に便利です。
メニューの上書き保存やツールバーのフロッピーアイコンからも保存可能です。
次は、上級編 狙って作るです。
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