プライマリディスクとは(1) ~ Windows エクスペリエンス インデックス 【用語解説】



Hard Disk / Denilson Novaes

WIN SCORE SHARE【Windows エクスペリエンス インデックスの表示・共有・比較・再計測】」でグラフ化されているWindows エクスペリエンス インデックスのプライマリディスク(プライマリハードディスク)についての解説です。

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プライマリディスクには起動に必要なプログラム・データが

PCのデータはHDDやSSDという保存装置に記憶されています。

保存装置には、PCを起動するために必要なデータが記録されているシステムドライブと写真や動画などを保存しておくデータドライブにわかれます。

Windows エクスペリエンス インデックスでは、このシステムドライブの性能を測定することができます。

HDDやSSDでは通常、容量の大きさ(データをどれぐらい保存できるか)が重視されますが、Windows エクスペリエンス インデックスでは、HDDやSSDの転送速度が計測されます。

転送速度というのは、ソフトを起動したり、データを他の場所に移動したときの速度がどれだけ速いかということです。

PCの速度というのは主にCPU(プロセッサ)の性能で決まりますが、CPUがどんなに高速でも、HDDやSSDが足を引っぱっていると、体感速度が遅くなってしまいます。PCというのは総合的に高速でなければいけないわけですね。

HDDよりもSSDの方がスコアは高い!

さてWindows エクスペリエンス インデックスのスコアを上げるために何をすればいいかを説明する前に、HDDとSSDの違いについて知っておいてもらいたいです。

細かい技術の説明は省きますが、容量は大きいけど速度に劣るのがHDDで、速度に優れるけど容量に劣るのがSSDだと考えてもらって間違いありません。

SSDは近年になってPCの保存装置として利用されるようになったもので、HDDとは比べものにならない速度がえられます。

ただしHDDと比較すると容量が小さいため、パソコンの基本的なソフトを入れておくのには役立ちますが、写真や動画を大量に入れておくのには、まだまだ頼りないです(将来的にはSSDもどんどん容量が大きくなると言われています)。

またHDDに比べて同じ容量あたりの値段が高いのも特徴ですが、近年は値段も下がりつつあり、安価なSSDも多数登場してます。

ちなみにHDDの進化が止まっているかというとそんなこともなく、少しずつではありますが高速化しています。また容量的な意味ではまだまだHDDが圧倒的に有利です。

つまりWindows エクスペリエンス インデックスの数値を上げるためには、HDDよりSSDの方が有利で、HDDの中でも新しいものの方がいいというわけです。

HDDでは1TB以上、SSDでは128GB以上が主流

最後に最近のHDDとSSDのトレンドを簡単にですが説明します。

HDDは1TB以上のものが主流で、2TBや3TBといった容量のものもよく売れています。

SSDは128GBぐらいのものが主流ですが、少しずつより256GBやそれ以上のものに移行しつつあります。

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