SoundEngine Free 2.993からフォルダ設定がタブから行えるようになり簡単に変更できるようになった。これに伴い、今回は作業フォルダ及び録音フォルダをUSBメモリーに設定しSoundEngineを動作させる実験を行ってみた。
USBメモリー
実験に使ったマシンは、私のノート。IBM Thinkpad X40。このマシンは本体内蔵のUSBポートが壊れていて使えないので、LogitecのLPM-CBUSB2HBという2ポートのUSB2.0インタフェースを指している。(このインタフェースはUSBでは信頼性が高いというNEC社製チップ使用、2ポート合計で500mAまでいける優れもの)
また、USBメモリーは2つ用意してみた。
一つは、はるか昔に購入したBUFFALOのPetit Drive(32MB USB1.1)というもの。もう一つは、ちょっと前に購入したBUFFALOのClip Drive(256MB USB2.0)というもの。今回の実験にあたり、両方とも中身は空の状態で使うことにしてみた。
ちなみに、これらの性能をいつものようにCrystalDiskMark 1.0 RC3にて測ってみると
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Clip Drive 読み 書き 10MB連続 8.426 2.004 MB/秒 521KB乱 8.413 1.126 MB/秒 10KB乱 4.118 0.320 MB/秒 |
1 2 3 4 |
Petit Drive 読み 書き 10MB連続 0.883 0.566 MB/秒 521KB乱 0.883 0.358 MB/秒 10KB乱 0.583 0.067 MB/秒 |
ということで、Petit DriveはUSB1.1の制約を受けてるかのような遅さ。
フォルダ設定
Petit Driveを作業フォルダ・録音フォルダにするには、以下のようにフォルダタブから設定する。
Clip Driveを設定するときも同様に行うことができる。
SoundEngineの動作
録音
録音に必要な転送量は、172KB/sec(0.168MB/sec)であるのでPetit Driveだとぎりぎりなのかもしれない。(遅延書き込みによりおそらくは大丈夫ではないかと思うのだが、、、)
開く
Petit Drive上のファイルを開いてみたもの。さすがにちょっと前のUSBメモリだけあって遅い。2分程度のファイルだが、2.73秒もかかってしまった。波形編集だとシーケンシャル読み込みの速度が速い方が有利か。
おまけでハードディスクでも。0.44秒とさすがに速い。
ノーマライズ
Petit Drive上を作業フォルダとしてノーマライズをかけたところ。(ファイルはハードディスク上)書き込みもまたシーケンシャル書き込みの速度に影響している。
ハードディスクはさすがに3.75秒と速い。
今回は、作業フォルダや録音フォルダをUSBメモリなどに簡単に設定できるようになったということについて書いてみたが、そのパフォーマンスやSoundEngineのポータブル使用(USBにいれて持ち歩いての使用)についてのTipsも今後書きたいところ。