SoundEngine 録音パフォーマンス計測 【やってみた】


SoundEngineはver. 2.994 alpha 1からパフォーマンスタグが追加されました。パフォーマンスタグでは録音や各エフェクト処理、編集処理で「測定時間、CPU使用率、メモリ使用率、ディスク使用率」などを計測することができます。

今回はパフォーマンスタグを用いて色々なマシンやディスクで録音を行い、CPU使用率の違いを調べてみました。

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色々な録音ディスクでの録音

まず、アプリケーションの動作チェックなどに使用しているマシン(自作機)で計測しました。スペックは、CPU: Intel Celeron D 2.66GHz, Memory: 480 MB です。

録音フォルダには内蔵HDD(Seagate, ST320410A, 20GB, 5400rpm)、USBメモリディスク(ClipDrive USB 2.0およびPetitDrive USB 1.1)、iPod Shuffle、外付けUSB HDD(Toshiba, MK1016GAP, 10GB, 4200rpm, USB 2.0)、MacBook Pro内蔵HDD(社内LAN経由でのディスク共有), miniSDカード(transcend, 6451AG 2G 01DS1をUSBカードリーダ(GREEN HOUSE, GH-CRDA13-U2)で接続) を指定しました。

録音の音質はCD音質(サンプリング周波数44.1kHz, ビット数16, チャンネル数2)に設定し、全て1分間録音を行いました。各条件で録音した場合のCPU使用率は以下のようになりました。

全てのディスクでCPU使用率が1%以下になりました。転送速度の面でやや不安だったUSB 1.1のメモリディスクやminiSDカード、社内LAN経由での録音も、特にCPUパワーを消費することなく録音できていることが分かりました。

色々なマシンでの録音

続いて、色々なマシンで録音して、そのCPU使用率を比較しました。用いたのは上記計測で用いたマシンの他、IBM ThinkPad A22m(CPU: Intel Pentium III 900MHz, Memory: 384MB)とIBM ThinkPad X40(CPU: Intel Pentium M 1.3GHz, Memory: 503MB)で計測を行いました。録音条件は先ほどと同様にCD音質、1分です。それぞれのマシンでのCPU使用率は以下のようになりました。

やはりパワーのあるマシンほどCPU使用率が少なく済むことが分かります。古いマシンで録音する場合には録音で消費するCPUパワーに注意が必要ですが、最近のマシンでは特に影響を気にすること無く録音できることが分かりました。

まとめ

今回は色々なマシンやディスクで録音を行い、CPU使用率の違いを調べました。色々な録音ディスクで録音した結果、USB 1.1のメモリディスクや社内LAN経由でのディスク共有でも録音可能で、なおかつCPU使用率があまり変わらないことが分かりました。また、録音時のCPU使用率はマシンのCPUパワーに大きく依存し、最近のマシンでは低いCPU使用率で録音できることが分かりました。

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