WaveError 信号劣化度の比較(1) WMA(wm8eutil) 【やってみた】


SoundEngineツールメニューから使用することが出来るWaveErrorでは、2つの音声ファイル間の信号劣化度を測定することができます。今回は、これを利用してWMAエンコードのビットレート毎の違いを比較してみたいと思います。

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信号劣化度の測定

サンプル音としては、WaveGeneratorで生成したピンクノイズ(自然界によくありふれている音)を使用します。フォーマットは、100秒、44.1kHz/16bit/ステレオです。

pink_noise

周波数特性はこのような感じ。周波数帯域全体に渡り成分を含み、高域に行くに従い減衰しているのがわかります。

pink_noise_spectrum.gif

エンコードにはWindows Media 8 エンコード ユーティリティを、デコードはiTunesを使ってみました。以下ビットレート毎の信号劣化度(Average Fixed Mode)の結果を紹介します。

48kbps

CDに近い品質とのこと。

信号劣化度(MSE:二乗誤差平均)は、-18.82dB。この値が低いほど原音に近いことを示します。周波数特性はこのような感じ。

48kbps.gif
 

64kbps

CD品質とのこと。

信号劣化度は、-20.07dB。48kbpsよりは改善されているようです。周波数特性はこのような感じ。

64kbps.gif
 

96kbps

CDオーディオファン品質とのこと。

信号劣化度は、-21.93dB。64kbpsよりさらに改善されているようです。周波数特性はこのような感じ。

96kbps.gif
 

128kbps

こちらもCDオーディオファン品質とのこと。wm8eutilで設定できる最大ビットレート。

信号劣化度は、-23.43dB。96kbpsよりさらに改善されているようです。周波数特性はこのような感じ。

128kbps.gif

やはり、エンコード時のビットレートが大きいほど劣化度も小さくなっていることがわかります。また、パワーやスペクトラムでも劣化度が低くなり、エンコード時のビットレートが大きくなるほど改善されていることがわかります。

次はMP3(午後のこ〜だ)での信号劣化度を比較してみます。

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WaveError 信号劣化度の比較(1) WMA(wm8eutil) への1件のコメント

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