SoundEngine 音程を変えずに時間伸縮(速度変更)

SoundEngine ver.3.03から音程を変えずに時間伸縮をすることが可能になりました(普通のエフェクト名で言うところのタイムエキスパンダーとかタイムコンプレッサー、タイムストレッチなど)。動画などにBGMをつける場合に時間の長さを若干変えたい時などに使用するとよいかもしれません。

なお、テンポを変えずに音程の変更したい場合は、こちらを参照して下さい。

1.音程タブをクリック

音程を変更したい音声ファイルを開き、音程タブをクリックします。

時間伸縮後の長さをパーセントで設定します。倍の長さにしたい場合は200%を、半分の長さにしたい場合50%を設定します。

再生して確認することができます。演奏メニューの「再生」「ループ再生」などを選択すると変更した音程を確認できます(Shift+SpaceやCtrl+Spaceなどのショートカットキーを使うのも有効的です)。

再生中の時間伸縮率変更ももちろん可能です。なお、再生中にプチノイズが発生する場合がありますが処理時には反映されません(現在修正検討中ですが、、、)。

もし時間伸縮率を変更した結果、タイミングずれやディレイが多い場合、サイズを小さくしたり窓タイプを変更してみて下さい(音質が許容される範囲内でサイズを小さくするのがよいでしょうか)。

調整が終了したら「実行」ボタンを押して処理を行ないます。もし処理後にレベルオーバーしている場合は音量を少し小さくしてから処理を行なって下さい。

手順としては以上です。

時間伸縮のサンプルを置いておくので参考にしてみるとよいかもしれません。

サンプルとして使用した6秒の音声(ReasonのVocoderで生成したもの)。

設定はこのような感じ。4秒の音声になります。

設定はこのような感じ。3秒の音声になります。

音飛びが少なくなるようサイズを小さく(100ms)としました。

設定はこのような感じ。7秒の音声になります。

設定はこのような感じ。9秒の音声になります。

ディレイを小さくするためにサイズを120msにしてみました。

音程タブにはいくつかライブラリー(1オクターブ(+12)上げる、1オクターブ(-12)下げる、全音(+2)上げる、全音(-2)下げる)が用意されているのでそれを参考にしてみるのもよいでしょう。