TV(テレビ)などでボイスチェンジャーを使いプライバシー保護のため、音声に処理を加えていることがあります。今回は、そのようなものをSoundEngineで実現する方法について紹介します(ただし、紹介する方法をネタとして利用するならば特に問題ないと思いますが、実際にプライバシー保護目的で使う場合は各自の判断で使って下さい、、、というのもさらなる処理である程度元に戻る場合もありますので)。
ローファイタイプ
エフェクトのローファイを使ってプライバシー音声を作ることができます。ローファイは、その他メニューにあります。
保護したい音声を読み込んでローファイのエフェクトを選び、表示されるエフェクター画面のライブラリーから「プライバシーボイス」を選んで下さい。その後プレビューで音声をチェックし「OK」ボタンを押せばプライバシー音声の完成です。
実際にテスト音声にこの処理を加えたものをサンプルとして置いておきます。
若干ロボットぽい感じになるでしょうか。
低い音程タイプ
深みあるというか影が似合うようなプライバシー音声には、音程タブを利用して作ることができます。
保護したい音声を読み込んで、音程タブの半音を-12ぐらいから-6ぐらいの間に設定し、サイズを30ミリ秒ぐらいに設定して「実行」ボタンを押します(音程の処理については、こちらのTipsも参考になるかもしれません)。
実際にテスト音声に上の設定で処理を加えたものをサンプルとして置いておきます。
高い音程タイプ
浮いた感じとか軽い感じのプライバシー音声には、同じく音程タブを利用して作ることができます。
保護したい音声を読み込んで、音程タブの半音を6ぐらいから12ぐらいに設定し、サイズを30ミリ秒ぐらいに設定して「実行」ボタンを押します。
実際にテスト音声に上の設定で処理を加えたものをサンプルとして置いておきます。
このほかにもオクターバーやビブラートなどのエフェクターを使ったりして面白い音声加工をすることなどができます。最後に紹介するサンプルはおまけです。音程を6上げてビブラートのエフェクトを次のような設定(ライブラリーから不安定サウンドを選び振幅を100)で処理してものです。
若干外人風な発声になります。
音程タブにはいくつかライブラリー(プライバシーボイス(低)、プライバシーボイス(高))が用意されているのでそれを参考にするのもよいでしょう。