音と音とを簡単にミックスするにはどうしたらいいでしょうか。SoundEngineにもミックス機能はついていますが、RadioLineを使うとわりと簡単にできます。今回はボーカルと演奏、音声とBGMといった組み合わせの場合にミックスする方法を紹介します。
1.音声ファイルを用意
まずはミックスする音声ファイルを用意します。RadioLineで使用するにはWAVEファイルとして用意する必要があります。
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WAVEファイル以外の場合、iTunesなどでWAVEファイルへ変換するか、SoundEngineコマンドラインを使って変換して下さい(変換できない場合音声ファイルを開くことができない場合を参考にしてみて下さい。)。
また、音声ファイルがいくつかある場合には先に音量をある程度そろえておくと便利です。SoundEngineで音声ファイルに対して例えば下のような設定などでオートマキシマイズなどをかけておくと便利です。
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貼り付けた後にSoundEngineで編集からオートマキシマイズなどをかけることも可能です。
2.貼り付け
次に用意した音声ファイルを貼り付けていきます。例えば、下のようにBGMを1トラック目に貼り付け、音声を2トラック目に貼り付けます。貼り付けるには、貼り付けたい場所の上に音声ファイルをドラッグアンドドロップして下さい。
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3.位置をそろえる
ドラッグアンドドロップではある程度希望する位置に貼り付けることができますが、正確に貼り付けたい位置に置くことは難しいと思います。そこで、貼り付けた後に波形を微調整して位置をそろえます。
動かしたい波形(エレメント)をダブルクリック又はホイールマウスの真ん中ボタンを押して選択します。
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波形の真ん中あたりをドラッグして希望する位置までずらします(カーソルが上のようなアイコンになった時に移動可能)。もしくは、キーボードの左右キーを押してずらします。

なお、この作業は再生しながらも可能です。例えば、下のように範囲を選択してそこをループ再生しその後に波形(エレメント)をダブルクリックして選択→ずらすということも可能です(エレメントを選択しても最初の選択範囲でループ再生し続けます)。これなら、そろえたい位置をループ再生して聴きながらずらすことができるので直感的に操作できます。
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4.音量をそろえる
各エレメントの音量と各トラックの音量を調整します。エレメントの音量を調整するには、まずエレメントを選択し
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エレメント設定エリアの音量を操作します。

トラックの音量を調整するには、トラック設定エリアの音量を操作します。
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5.音声保存
最後に音声をミックスした音声ファイルを作るために、メニュー「ファイル」の「音声ファイルとして全体を保存」やツールバーの「音声保存」から保存をします。
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