RadioLine 1.03からエコー機能が追加され各トラックにエコーをかけることが可能になりました。今回はその方法を紹介します。
1.トラックを用意
歌(ボーカル)と演奏、音声とBGM、メロディーと伴奏など用意してRadioLineに貼り付けておきます。今回は、例として以下のようにメロディーと伴奏を用意し1トラック目と2トラック目に貼り付けました。
1トラック目(メロディー)
original_melody
2トラック目(伴奏)
original_music
2.トラックのエコー調整
かけたいトラックの左側のトラック設定エリアでエコーを-48から好きなところまで上げます。再生(もしくはループ再生)しながら調整すると直感的に設定できるでしょう。
トラック設定エリアの「S」というソロボタンを押してそのトラックだけを再生することでよりエコーのかかり具合が確かめられます(もう一度ソロボタンを押すとソロが解除されます)。
この時のメロディートラックはこんな感じになります。オリジナルのものと比べディレイがかかっているのがわかります。
3.エコーの設定
次にエコーを細かく調整します。ツールバーのエコーボタンを押してエコー画面を表示させます。
エコーの間隔を変更したい場合ディレイを調整します。大きくするほど広い部屋のようになります。エコーを長くしたい場合フィードバックを大きくします。パンディレイやピンポンエコーのような効果を得たい場合クロスフェードバックを大きくします。また、今回のようなモノラル音声にディレイをかけたときにステレオ感が出る用にするためには、ステレオオフセットで左右にディレイを作ります。
高域を減衰させたい場合高域ダンプを大きくし低域を減衰させたい場合低域ダンプを大きくします。ディレイの広がりを調整する場合サラウンドを変更します。
次のように適当に変更した時のメロディートラックは次のような感じになりました。
先ほどのディレイとは雰囲気が変わりました。
4.ミックスダウン
最後に音量や定位なども調整してツールバーの音声保存を押してミックスダウンします。ミックスの細かい方法については、音を重ねる(ミックス)の仕方を参考にして下さい。
以上でステレオの音声ファイルが完成です。あとは、SoundEngineに持っていってオートマキシマイズやノーマライズをかけたりイコライザーなどで全体の音質補正するなどすればよいでしょうか。
今回作成した曲はこのような感じにまとまりました。ディレイをテンポなどにあわせるとより効果的でしょうか(今回の場合BPM120で4分音符の長さ500msぐらいにしています)。
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