昨今話題のVocaloidの初音ミクですが、今回は初音ミクで作った歌声の音声ファイルと伴奏とをRadioLineでミックスする方法を紹介します。
音声ファイルの用意
初音ミクから書き出したwavファイルと伴奏のwavファイルを用意します(伴奏は、MIDIなどから録音したりして作成するとよいでしょう)。
もし音量が不安定ならコンプレッサーなどで音量を安定化させておくとよいでしょう。また、イコライザーなどで周波数特性も調整しておくとよいでしょう。
なお、今回サンプルとして使用する音声は、このようなものです。
ミクボーカルパート
伴奏
ミックス
ミックスにはRadioLine使います。先ほど用意した音声ファイルをトラックに配置します。歌と伴奏がタイミングが合うように調整します。
歌の音量を伴奏に合うように調整します。
音量調整の際にはレベルメーターを-24dBにしたり平均にしたりすると視覚的に比較しやすくなります。
音量が大きくなりすぎて歪む(0.0dBを超えるようなら)マスターボリュームを下げて下さい。
ボーカルパートにエコーをかけることも可能です。エコーはツールバーのエコーボタンからエコー画面を表示させて調整が可能です。
最後にツールバーの音声保存から保存します。
ミックス後サンプルはこのような感じになりました。
※ ちなみにこの曲は「ねがいごと」という曲でMuToPiA LABELのMiKuToPiAに収録されています。
仕上げ
ミックスダウンした音声ファイルをSoundEngineなどで開き、イコライザーやマスタリングプロセッサーで周波数特性などを修正したり、オートマキシマイズをかけて音量調整をすると仕上げ終了です。
調整タブを使った調整方法は、SoundEngine 音声マスタリングシリーズをご覧下さい。