SoundEngine Free ver.5.20を公開しました。昨年の6月以来ということで、1年もかかってしまいました。
今回の主な修正は、32bit(float)wavの再生・録音や編集が行えるようになったことと、再生しながらの録音ができるようになったことでしょうか。おまけで、NXWineを利用してMacでも動作することを確認しています。
32bit(float)のWavファイルを開く
Cubaseでオーディオミックスダウン書き出しをした32bit(float)のWavファイルを開きたいという要望がありましたので、対応しました。
ファイルを開くとビット数が32になります。
再生も32bit(float)で行いますので、オーディオデバイスが対応している必要があります。
32bit(float)のWavファイルの録音
録音タブのビット欄で32bitが選べるようになりました。
選んで録音すると録音デバイス(サウンドカードやPCのマイク入力など)が32bitの録音に対応している場合、録音することができます。
ちなみに、実際にデバイスが対応していない場合でも録音できる場合がありますが、この場合擬似的に行っているため実際の解像度とはことなる場合があります。
また、192kHz、32bit(float)を選べばハイレゾ録音も可能です。
32bit(float)のWavファイルへの変換
16bitなどのWavファイルから32bit(float)のWavファイルに変換できるようになりました。(SoundEngineでは、単に32と表記しています。32bitの整数型PCMは開いたり変換できませんので注意して下さい。)
ビットから32を選びます。
フォーマットダイアログでOKを押します。
以上で、変換が可能です。処理時の中間ファイルも32bitになるので、処理時の量子化雑音もほぼ無視できるようにはなると思います。
再生しながらの録音
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