さて、前回はハンディレコーダーZOOM H2のパッケージや本体・付属品について少々見てみました。今回はもう少し内面的部分を見ていきたいと。
録音モードの設定
ZOOM H2には、大きな特徴として4つのマイクが付いていることがあげられます。公式ホームページで確認してもらえればわかるのですが、W-XYステレオマイクという方式で前方向に2つ後ろ方向に2つついているようです。
さて、これらの切り替え方ですが、とても簡単で、本体の真ん中あたりの三角ボタン(下の図のような)を押すことで切り替わります。ボタンの上のLEDで今の状態を確認できます。
切り替えていくと画面も一緒に、front
surround 2ch
surround 4ch(2chのWaveファイル2つとして録音されるようです)
rearと変わっていきます。
という感じですごく簡単ですね。ここら辺が簡単だということは、色々切り替えて遊んでくれってことなんでしょうか。
battery(電池)の設定
前回のTipsで電池はアルカリとニッケル水素を選べるとのことでしたが、それが下の画像です。
これにより電池の消費量表示がそれぞれの場合において正しく表示されるようになるとのことです。
monitor(モニター)の設定
初期の状態では、モニターがOFFになってます。OFFの時には、録音準備モードにしないとレベルメーターが動作しません。使い方にもよりますが、モニターがONになっている方がいつでもレベルを確かめることができるので良いかなと(使わない時は電源OFFにすればよいので)。
設定は、下の画面から切り替えれます。
モニターをONにするとこのように録音停止状態でもレベルメーターが動作します。
録音テスト
frontとrearでそれぞれ川の音を録音してみました(ウィンドスクリーンなし)。20秒切り取って平均音量が同じになるように音量を上げてみたもの。まずは、frontの音。
次はrearの音。
それぞれSoundEngineで解析をすると、frontは、次のようになり
rearは、次のようになりました。
サラウンド(位相)レベルが、frontが-4.2dBに対しrearが-1.7dBとなりました。これは、frontのマイクの角度が90度に対しrearが120度とよりサラウンドな環境を録音できるためだと思います。
次のTipsでは、USBのオーディオデバイスとしてH2を使ってみたいなと。あと、FRONTとREARでの録音時の判定問題?についてもちょっと見てみます。
ピンバック: ハンディレコーダーZOOM H2をレビュー(1) 外観 | 豆知識
ピンバック: ZOOM H2をレビュー(3) USBオーディオデバイス機能、録音定位 | 豆知識
ピンバック: ZOOM H2をレビュー(5) サラウンド2chモード、無音レベル | 豆知識
ピンバック: ハンディレコーダーZOOM H2をレビュー(1) 外観 | 豆知識