MAMPを使う
MAMPはMac上で手軽にApache, MySQL, PHPを用いたアプリケーション開発を行うための環境を提供してくれます。
今回はローカルなMac上でのPHPアプリケーション開発環境の構築を目的として、MAMPのインストール及び動作確認をしたいと思います。もちろんMac OS Xではパーソナル Web共有も可能なのですが、自分以外からもアクセスされる可能性があるため安全とは言えません。それに対して、MAMPでは外部に公開することなくローカル上で安全に開発することが可能です。なお、インストールするMac OS Xのバージョンは10.4.9です。
1.ダウンロード
こちらからMAMPをダウンロードします。有償のPROもあるようですが、今回は無償バージョンをダウンロードしました。今回ダウンロードしたのはver. 1.41(約109MB, UniversalBinary)です。サイト上で名前とメールアドレスを入力するとダウンロードが開始されます。
2.インストール
イメージディスクをマウント後、MAMPフォルダをアプリケーションフォルダに丸ごとコピーします。そしてMAMPを起動すると下図のようなパネルが現れます。
3.テスト運転
‘状態’の中の緑色のシグナルは各サーバが正常に動作していることを示しています。最初の状態ではApacheが使用するポート番号は8888になっています。また、デフォルトの状態では/Applications/MAMP/htdocs内がルートになっています。
試しにhtdocsにindex.htmlを作成して’http://localhost:8888’をSafariで見たところ書いた内容が表示されました。また、htdocs内にindex.phpを作成しても正常に動作していました。MAMP自体を終了するとApache及びMySQLサーバも一緒に終了します。
4.設定
環境設定ではApacheとMySQLの使用ポート番号やルートの設定、使用するPHPのバージョン設定も可能です。ちなみに余談ですが、PHPでエラー表示を有効にするにはphp.ini 内のdisplay_errors を Onにした後、Apacheサーバを再起動します。php.iniはMAMP/conf/php4 および php5以下にあります。