スピーカーのノイズ
車の中でノートパソコンを使う時、シガーソケットなんかから電気をとって使うのが一般的かなと思う(ちなみに今回車の中でノートパソコンを使う理由だが、mp3などの音声ファイルを大量に流してプレイヤーとしたり、ミキシング・マスタリングなどのモニター環境の一つして使おうというものである)。
さて、実際に使ってみるとここで問題が発生する。どうも、電源を使用するとスピーカーにノイズが発生するのだ。色々とパソコンの位置が悪いのかな?とかケーブルが悪いのかな?などと疑って交換などしてみるものの効果はなし。
シガーからiPodなどの電源をとる場合は大丈夫なので、どうやらDC-ACインバーターが悪いのではないかということがわかった。このDC-ACインバーターは前に買ったものなのだが、一般的に安く売られている矩形波インバーターである。調べた結果、やはり矩形派でこのような用途に使用するとノイズがでるということがわかった。
インバーターには、矩形波・擬似正弦波・正弦波とあるようで正弦波が一番性能がよい(ノイズが少ない)のだが高い。今回の場合、正弦波インバーターを使えば問題が解決するのかどうかは結局のところやってみないとわからない。このような状況で買うにはちょっと高いので他の方法を検討してみた。
で、行き着いたのはDCコンバーターである。iPodなどでノイズが乗らないのは、無駄なDC->AC->DCの変換がないからなわけで、同じことをノートパソコンでもやれば実はOKなんじゃないかと。
クルマDEチャージャー
そんなわけで、探し出したDCコンバーターがこれ。サンコーの「クルマDEチャージャー」というもの。値段も安いので、ノイズが減るかどうかを試すにはちょうどよい(失敗したとしても精神的ショックは少ない)。
この商品の特徴は、「出力電圧を15/16/18/19/20/22/24V から選択」できることと「プラグを8種類のコネクタから選択」できることである。さて、私が使っているIBM Thinkpad X40は16Vでありプラグも対応していることから使用することが可能であった。実際、使ってみると全くといっていいほどノイズがなくなりDC->ACインバーターが犯人であることが実証された。ということで、クルマDEチャージャーはわりとお勧めである。
さてさて、話は変わって車でのミキシング・マスタリングなどのモニターであるがこれが結構よい。一つは、場所を選べば音量を出せること。もう一つは、狭い箱ということもあり音がわりと悪い。悪いことの何がよいかといえば、弱点を発見しやすいということである。
よくCDを作っていて、できた後で車で聞いたりすると全然違ってたりしてびっくりするものである。その調整をはなから車の中でできるというのはいいことだろう。
ちょっと関係ないけど製品つながりでZOOM H2は期待ですね。近々発売予定らしい。