画像スクラップノートソフトImage Noteのビューアー(画像表示)機能について解説します。なお、Windows2000以前では別途GDIPLUS.DLLが必要です。現在同封しておりませんのでご注意下さい。
Image Noteは、画像を好きな位置に貼り付けることができるノートです。ノートは保存することができ、またいつでも読み込むことができます。以下に主なビューアーとしての機能を紹介します。
画像の貼り付け(表示)方法
Image Noteに画像を貼り付ける場合、まずその画像ファイルをImage Noteで開く必要があります。その方法をいくつかご紹介します。
- ImageNote.exe又はそのショートカットアイコンに対し画像ファイルもしくはフォルダをドラッグアンドドロップする
- 「画像を開く」ボタンから画像ファイルを選択する
- 画像ファイルもしくはフォルダをエクスプローラーなどからドラッグアンドドロップする
- ビューアー領域を右クリックし、コンテキストメニューから「画像を開く」を選択し画像を選択する
違う画像を貼り付けてしまった場合でも、その画像を選択してキーボードの左右の矢印キー又はマウスのホイールをまわすことでフォルダ内の次の画像又は前の画像に切り替えることが出来ます。
また、一度貼り付けた画像(すでに表示されている画像)を右クリックし、コンテキストメニューから「複製」を選択することで同じ画像をもう一つ貼り付けることができます。同じフォルダの画像をいくつか表示したい時に効果を発揮します。
画像の編集方法
どのようにノート上の画像の配置を編集するかについて解説します。
選択
貼り付けた画像をクリックすると選択状態になり一番手前に表示されます。他の画像の裏側にあり画像がクリックできない時などは「Tab」キーを押して裏の画像を順に前に出すことができます。
移動
貼り付けた画像を好きな位置に移動するには、画像の中心部分を左クリックし、そのままドラッグアンドドロップして移動させて下さい。
拡大・縮小
貼り付けた画像を拡大縮小するには、画像の角(左上・左下・右上・右下)にマウスカーソルを近づけると斜め方向のカーソルに変わるので、その場所を左クリックしドラッグして好きなサイズになったらクリックを放して下さい。
切り取り
画像を切り取って好きな部分を表示させるには次の2つの方法があります。
- 画像の縁(左・上・右・下)にマウスカーソルを近づけると横又は縦方向のカーソルに変わります。その場所を左クリックし、ドラッグして好きなサイズになったらクリックを放して下さい。
- 画像の切り取りたい範囲をShiftボタンを押しながらマウスで選択して下さい。選択は、左クリックした位置から放すまでの範囲になります。
回転
画像を回転させるには、画像の上で右クリックを押し、表示されるコンテキストメニューから「右へ回転」もしくは「左へ回転」を選んで下さい。一度に90度回転します。左右上下が入れ替わったデジカメ画像などがある場合にお使い下さい。
削除
画像の貼り付けをやめるには、画像の上で右クリックを押し表示されるコンテキストメニューから「削除」を選んで下さい。もしくは画像を選択してDeleteキーを押して下さい。
リピート
1倍の大きさの画像を繰り返し表示します。拡大とトリムを上手く使うことで画面中に画像を配置することが出来ます。
並べた画像を画面いっぱいにズーム100%で表示することができます。方法としては、F11キーを押すか画像以外の部分を右クリックして表示されるコンテキストメニューから「最大化」を選んで下さい。通常起動した状態では、白い部分が画面100%で表示することができる部分でありこれが50%の縮小で表示されます。
画面いっぱい表示から元の状態に戻す方法としては、F11キーを再度押すかESCキーを押すか画像以外の部分で右クリックして表示されるコンテキストメニューから「元に戻す(縮小)」を選びます。
その他
ビューアーとしての構想
Image Noteを作った理由の一つとして、「画像を画面上に自由に配置する」というのがありました。これは、プロジェクターなどで画像を表示する際に、いくつかの画像を一度にそれぞれ好きな場所に表示したかったためです。
既存のソフトウェアでこれを行う時、ぱっと思い浮かぶのは、ビューアーをいくつか起動しそれぞれ表示する方式とプレゼンテーションソフトに画像を配置する方式でした。前者では、確かにうまく行きますがその位置の設定などを保存することはできません。後者もまたうまく行きますが、プレゼンテーションソフトは大抵実行ファイルが大きく簡易的に使うことができません(ビューアーとしての使い方が難しい)
このような考えから作り始めたのがImage Noteです。Image Noteは、真っ白なノートに写真を並べるイメージです。また、各ページに写真を貼り付け、その設定を保存することができるため写真アルバムのようなものを作ることが可能です。
解像度・ズーム・DPI
通常起動した状態では、ズームは50%に解像度は画面サイズと同じに、DPIは96に設定されます。ズームは単に表示上の拡大縮小を表します。本ソフトでは画像の配置などがしやすいよう起動状態で50%に設定しています。
解像度はノートのサイズを示します。もし他のディスプレイ用のノートを作るのならそのディスプレイの画面解像度のサイズに設定する必要があります。 DPIを代えることで、Windows以外のOSでの画面表示をシミュレートしたり、印刷時の画面表示をシミュレートすることが可能です。例えばデジカメで撮影された写真は綺麗な印刷ができるよう解像度が非常に大きくなっていますが、ディスプレイでこれを表示する場合(細かい表示ができないため)単に大きな画像として認識されます。このような場合に印刷時のDPIを設定してあげることで適切なサイズとして表示することができます。(Windowsの標準のディスプレイDPIは96になっています。)
一般的な、解像度・DPIに関する解説は、WikiPediaなどを参考にするとよいかもしれません。
背景・枠・グリッド
背景(初期状態で白の部分)は画面最大化(F11キー押し)をした時にちょうど画面いっぱい表示される範囲を示しており、この部分の色と枠(デフォルト状態で灰色の部分とグリッド)の色を設定することができます。背景色と枠の色を同じ色にすることで背景と枠の区別がつかない画面になります。
色の設定は、Image Noteのウィンドウ右上部分のつまみで設定することが可能です。この部分を上にドラッグと白く下にドラッグすると黒くなります。また、グリッドはその分割数を設定することが可能です。コンボボックスから設定して下さい。
編集状態(最大化表示でない場合)に、最大化表示時に表示される範囲を知るために、F3キーを押すことで枠及びグリッドを一時的に手前に持ってくることが出来ます。F3キーを放すと再び元の状態に戻ります。このようにF3キーを使って、表示領域を確認しながら編集することができます。