前回は録音した音声をラジオ用に編集しました。今回はその音声にBGMを重ねてラジオ番組を完成させます。
11.BGMを用意する
音声にBGMを重ねていきます。まずBGMをWAVE(PCM)ファイルで用意します。MP3やAACなどの音楽ファイルの場合は、WAVEファイルに変換する必要があります。カラオケの上に歌を録音(1) 環境準備が参考になると思います。
※ 合法的な範囲内で遊んで下さい。弊社では著作権などの問題の責任を負いかねます。
12.BGMを貼り付ける
音声ファイルと同様にBGMファイルをRadioLineのウインドウにドラッグアンドドロップします。前回貼り付けた音声ファイルの下方に貼り付けてください。BGMが読み込まれます。
必要があればこちらも編集して位置や長さの調整を行ってください。詳しい編集方法はRadioLineでエレメントを移動するやRadioLineでエレメントをカットするをご覧ください。
13.ミックスする
ここで再生してみましょう。音声とBGMの音量のバランスは取れているでしょうか?バランスが取れていない場合は画面左の音量スライダーや定位スライダーを動かして聴きやすいように調整してください。
ミックスの際には画面右のレベルメーターを見ながら0dBにならないように注意してください。0dBを超えてしまうとノイズが発生します。レベルメーターについてはオンラインヘルプのレベルメーターをご覧ください。またRadioLineでのミックスには関してはカラオケの上に歌を録音(4) ミックスも参考にしてください。
RadioLineでは単純な音量調整だけでなく、フェードインやフェードアウトも可能です。フェードについてはオンラインヘルプのエレメントをご覧ください。
14.WAVEファイルに保存する
ミックスが完了したらWAVEに保存しましょう。ウインドウ上部にある音声保存ボタンを押し、名前をつけて保存します。
WAVEで保存されますので、SoundEngineなどの音声編集アプリケーションで読み込むことができます。SoundEngineで仕上げをする場合はカラオケの上に歌を録音(5) ミックスダウン&仕上げを参考にしてください。
以上、ラジオ番組を作成する方法をご紹介しました。今回は録音した音声にBGMを重ねるというとても単純な作成方法をご紹介しましたが、SoundEngineとRadioLineを駆使することにより、プロ並みのラジオ番組を作成することもできます。また、ラジオだけでなく、動画の音声トラックの作成・編集にも役立てることができます。
作成したラジオ番組はポッドキャストやWebラジオとしてネット上で公開してみましょう。Web上で公開する場合はファイルサイズの小さいMP3などの圧縮ファイルに変換すると良いと思います。
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