最近では個人で動画・音声コンテンツを作成している方々も増えているようです。テレビなどでもたまにスローや早送りをした映像を見かけたりしますが、全く別人が喋っているように声が変化してとても面白いものです。自作の音声コンテンツをより面白くするため、このようなスローや早送りの効果を演出の一つとして使ってみるのはいかがでしょうか?
1.音声ファイルの準備
SoundEngineで編集を行う場合、音声ファイルはWAVE(PCM)である必要があります。
もし曲がmp3やm4aなどの圧縮音声の場合、iTunesなどのソフトでWAVEファイルに変換して下さい。詳しくは、iTunesでWAVEに変換をご覧下さい。または、SoundEngineコマンドラインで対応可能なものであればそれを使うのも手です。詳しくは、SoundEngineコマンドラインの作り方をご覧下さい。
SoundEngineでマイクから音声を録音し、その音声を加工したい場合はラジオ番組を作る(1) マイクの接続を参考に録音してください。
2.アプリケーションの準備
今回はSoundEngineを使って進めていきます。soundengine.jpのダウンロードページからSoundEngineをダウンロードし、インストーラーを起動します。そして画面に従ってインストールを行ってください。
SoundEngineを起動すると下のようなウインドウが表示されます。
インストールでわからないことがあれば、SoundEngineオンラインヘルプのインストールをご覧下さい。
3.音声ファイルの読み込み
SoundEngineのウインドウにWAVEファイルをドラッグアンドドロップするとファイルが読み込まれます。
4.音声を再生する
ファイルを読み込むと音声が再生されます。音声の再生と停止はウインドウ上方にあるボタンを押してください。
詳しい再生方法についてはオンラインヘルプの再生タブをご覧ください。
5.速度を変えながら再生する
さて、音声を再生しながらウインドウ左上部にある再生速度スライダーを動かしてみてください。音声が速くなったり遅くなったり、逆再生になったりもします。
元の再生速度に戻したいときは「×1」と書かれたボタンを押してください。なお、現在の再生速度はウインドウ右上部にある情報ボックスに表示されます。再生速度についてはオンラインヘルプの再生タブをご覧ください。
なお、SoundEngine Freeでは音程タブで音程だけを変えることができます。
6.現在の再生速度を適用する
さて、この再生速度で音声を保存する前に、その再生速度を適用して音声データを加工する必要があります。「その他」メニューから「再生速度の適用」を選択してください。
このとき再生速度スライダーは元の等倍の速度に戻ってしまいますが、再度音声を再生してみると再生速度が適用され音が変わったのが分かります。
7.ファイルに保存する
この状態でファイルに保存すると再生速度を変えて保存することができます。ファイルに保存するには、画面上部の「保存」ボタンを押します。元のファイルを上書きしたくない場合は「別名保存」ボタンを押してください。
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