前回はノイズゲートを使うまでの準備を行いました。今回はパラメーターを設定していきます。
スレッショルド
これよりも小さい音をフェードアウトするという閾値を設定します。前回レベルメーターで調べたレベルよりも少し大きい値を設定するとよいかと思います。プレビューしながら、フェードアウトが確実に実行される閾値に設定します。
![threshold_knob.png](https://soundengine.jp/backend/?plugin=ref&page=services%2Ftips%2F2008-09-10%2F2&src=threshold_knob.png)
スレッショルド設定後の波形はこのようになります(そのままエフェクトを実行した場合)。
![threshold_wave.png](https://soundengine.jp/backend/?plugin=ref&page=services%2Ftips%2F2008-09-10%2F2&src=threshold_wave.png)
かなり良くなりましたが、フェードアウト具合が適切ではないので、次のリリースでそれを設定します。
リリース
フェードアウト具合を設定します。今回は1000msからはじめ、小さくしていきます。
![release_knob.png](https://soundengine.jp/backend/?plugin=ref&page=services%2Ftips%2F2008-09-10%2F2&src=release_knob.png)
リリース設定後の波形はこのようになります(そのままエフェクトを実行した場合)。
![release_wave.png](https://soundengine.jp/backend/?plugin=ref&page=services%2Ftips%2F2008-09-10%2F2&src=release_wave.png)
次に、ステレオリンクがありますが、通常100%で問題ないかと思います。左右で独立した動作をしたい場合には下げて下さい。
効果/原音
原音を少し混ぜることでノイズゲートによる不自然さを低減することができます。とはいえ、あまり原音を混ぜすぎるとノイズが目立ってきますので、耳で確かめながらいいパラメーターを探って下さい。ここでは95%としました。
![wetdry_knob.png](https://soundengine.jp/backend/?plugin=ref&page=services%2Ftips%2F2008-09-10%2F2&src=wetdry_knob.png)
最終的な音はこのようになりました。
![wetdry_wave.png](https://soundengine.jp/backend/?plugin=ref&page=services%2Ftips%2F2008-09-10%2F2&src=wetdry_wave.png)
ライブラリーにはいくつか典型的なパターンが入っていますが、よりフィットした値にするにはこのように耳で確かめながら調整していく必要はあるかと思います。ノイズゲートにはまた違った遊び方がありますが、それはまた今度。