前回は、ZOOM H2の付属SDカード及びUSBストレージとしての速度を測ってみました。今回は、サラウンド2chモードで録音した音や無音録音についてみてます。
サラウンド2ch
ZOOM H2には4つの録音モードがあることを2番目のTipsで取り上げましたが、今回はそのうちサラウンド2chというモードについて見てみたいと思います。このモードは、説明書を引用させてもらうと、
フロント方向とリア方向からの音を2チャンネル録音します。
とのことです。これだけでは、よくわからないのですが前と後ろのマイクで録音した音をミックスするというものではないでしょうか。
これによって、より空気感ある音を録音できるのかどうか試してみました。今回は、Frontモード及びSurround 2chモードで道路の排水溝の音を録音しています。単にノーマライズしただけの音です。まずは、Frontモード。
次は、Surround 2chモード。
water_drop_surround_2ch (255 KB)
Frontモードでは、水落ちる音がよく聞こえますが、Surround 2chモードでは水の落ちる音と共に回りの音(雨の音)もより聞こえる感じです。もう少し色んな物を対象に録音しないとなんともいえないかもしれませんが、より空気感をとりたい場合に使えるかもしれません(ただし、メインに録音している音(水の落ちる音)の定位は、あまりはっきりしていないかもしれません)。
無音録音
H2の右側面には、L/M/H MIC GAINというスイッチがあり、マイクの感度を3段階に変更できます。今回は、なるべく無音の状態で、マイクの感度レベルを変えて録音してみました。録音時のフォーマットは44.1kHz/16bit、REC LEVELは100です。
L
最も感度が低い状態です。5秒間の平均音量は、-78.90 dBでした。
M
感度がLとHの間の状態です。5秒間の平均音量は、-72.16 dBでした。
H
最も感度が高い状態です。5秒間の平均音量は、-62.70 dBでした。
完全に無音の状態ではないのですが、一つの参考になればと思います。
あっ、H2 System Version 1.10リリースされた模様です。LISTENER POSITIONが追加されたということで、これでビデオのように反対側向けに録音するのもオッケーですね。
次は、ウィンドスクリーンを試して行きたいと思います。
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